Z400 フロントブルブル問題
フロントブルブル問題はZ400およびNinja400の持病です。欠陥とも言えます。
ということでフロントブルブル問題についてメモを残したいと思います。
まず概要として、Z400でハンドルが右に切れている状態で強いブレーキを掛けるとフロント回り全体がブルブルと大きく振動します。その振動はプリロードアジャスターが緩むぐらいの振動です。
またブルブルと振動し始めると、ブレーキリリースか右に切れているハンドルをセンターまで戻すとブルブルが静まります。右側だけというのがポイントです。
こちらの動画がその再現VTRです
↓↓↓
この症状は割と序盤から起こっていたのですが、その時はフロントフォークのセッテイングが悪いと思っていました。
当時のZ400の影響を与えていそうな変更点は、
- フロントフォーク(カートリッジ)
- ラジアルマスターシリンダー
- メッシュブレーキホース
- ブレーキパッド
などがあげられます。
自分だけの問題だと思って解決に向けて悩んでいたんですが、
どうやらZ400およびNinja400系のフレームの剛性的な問題らしく、
ブレーキディスクなどに原因があるようです。
つまりは、仕様らしいです。実に残念な仕様です。
情報元は某キングとのことなので信ぴょう性は決して低くはないと個人的には思っています。
ただし、乗り方やブレーキ系統のパーツによって症状の発生しやすさが変わってくる印象です。例えば自分の場合はかなり強くフロントブレーキを掛けるので頻繁に症状が発生します。
ただ身の回りのNinja400勢に確認したところそういう症状は出たことがあると答えた方は3人いました。ほかの方は本気で攻めてるときで、ギリギリのブレーキングをしたときにブルブルしたとか...
問題解決のためにいろいろなことを試しました。
サスセッテイングやブレーキパッドなど、キャリパーの変更やマスターシリンダーのサイズ変更やブレーキディスクの変更など。。。
裏がハッキリ取れていないのでハッキリとは言えないですが、
メーカーもこの現象は把握してるっぽく、リコールとまではいかないらしいです。
たぶん通常の運転をする範囲ではフロントブルブルはしないからなのかもしれません。
実はメーカーも動いており、ブレーキディスクの品番が変更になっています。
2018~2020の年式のブレーキディスクの型番が変更になっています。2021年以降が対策品っぽい感じになっています。
現在はすべて41080-0727-32Lに変更されています。
ということで、対策品といわれているブレーキディスクを買ってみたのですが、自分の場合は改善されませんでした。
(写真適当にはりまーす)
ただ某キングの情報では改善されたとのことです。この辺は個人の乗り方や個体差もあるのかもしれません。
自分は解決していなので、
もしかしたら対策品と思われる純正ブレーキディスクでも完璧な解決にはなっていないかもしれません。
いろいろ模索してきたのですが、そろそろ疲れたので妥協の方向で解決することにしました。
まず、自分の場合はどのブレーキディスクを使ってもあまり症状は変わらなかったので、見た目重視でサンスターのブレーキディスクを使用することにしました。
キャリパーも見た目重視でブレンボの4podのアキシャルを使うことにしました。
(本当は見た目重視じゃなくて後述するマスターシリンダー径が関係します。ちゃんとした理由があります)
マスターシリンダーは14φを使うことにしました。ほんとはブレンボキャリパーに対しては16φのマスターシリンダーを使っていたのですが、大きいサイズだとブレーキレバーのストロークが短くなる(ざっくり言うとブレーキの効きが強くなるように感じる)ので14φにサイズを落とすことでふんわりした感じの効きにすることができます。つまりブレーキの効きを模擬的に弱くしてブルブルの発生を抑えます。
以上がハード側の対策。
そしてソフト側というか乗りて側の対策としては、フロントブレーキを強く握りすぎる乗り方を改善します。ここは我慢です。とはいってもブレーキを強く書けない乗り方の方が早いことはGP8で証明済みなので悪い事ではないはずです。たぶん
と、ここまでが現在です。
他にパーツの変更で試したいことは
ゲイルスピードのブレーキディスクなどを試してみたりとかぐらいです。
(なにかあれば追記するかも)
おわり